2007年03月20日
素数ゼミネタバレ
同僚Mさんが紹介していた書籍吉村『素数ゼミの謎』は書評にネタバレがあり、それだけで納得&満足してしまった。悔しいのでネタバレをキャリーするが、まずこれは大学のゼミではなく、昆虫のセミのことだ。素数ゼミとは、13年や17年という素数の年数で発生するセミが大量増殖するという現象を説明するものだ。で、ネタバレは、素数ではない年数で発生するセミは交雑して爆発的発生はできないということだ。つまり、2年で発生するセミがいたとして、6年で発生するセミとバッティングしてしまうということだ。これが素数の年数なら他のセミとはバッティングしない▼そこから辿って書籍パーカー『眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く』も書評のネタバレで満足。ダーウィンも悩んだカンブリア紀における生物の爆発的進化は「眼」が誕生したことによって説明できるとのこと。TV東京で村上龍がホストをつとめる番組「カンブリア宮殿」のファンでもあることから関心を持ったわけだが、要するに諸刃の刃ってことだね。連想されるのは直裁には核兵器だが、パリの進化博物館で見た産業革命以降の人類の爆発的増加の方が、ここから連想すべきこととしては適切なのだろうな(同様のグラフ)。