2007年08月07日
2007年08月06日
モンドグロッソ大沢親分
卒論指導+追試採点。ついでにOCにSAMとMonde Grosso 大沢親分を見物▼トフラー『アルビン・トフラーの戦争と平和』落手。ここに見事に「世界の三層構造」についての記述。これが93年だから、えーっと、田中明彦の96年より3年前か。それにしてもトフラーは下部構造から語り起こす点で現代の唯物史観だな。ブローデルの『地中海』がたいへんお好きらしい点も、その文脈でめちゃくちゃ納得できる▼ただ、若干の問題は、「脱近代」やWMD拡散などにも十分目配り(というか半ば予言: 未来学だから)している一方で、非国家主体への言及が必ずしも十分でないことと、さすがにアメリカ同時多発テロのような極限的なケースまでは視野に入っていなかったらしい点だ。
2007年08月05日
そばと大本営
小中学生の頃の思い出として自分の中で美化され続けてきた北信州富倉のそばを食べに出かける。最近ではネットですぐに情報が入手できる。いい時代だ。ただ、数年前にみのもんだの番組で紹介されたという話まで分かってしまったのには萎えた▼上信越道経由でも、新潟方面に向かうときと同じく平野1時間ののちに山岳区間。昼前に自宅を出て約2時間でそば屋着。やはり少年期の記憶がかなり美化されていたことは確認できたが、それでも生涯トップクラスのおそばであった。ついでに以前から気になっていた松代大本営を制覇▼帰路、山岳区間に入ったあたりから見事に渋滞し(降雨、霧のせいもあったかもしれない)、その後さらに関越道区間で渋滞することは明らかであったので、山岳区間を終えた藤岡で高速を降り、R254一直線で一気に帰宅。帰路は高速を降りるまで2時間、高速を降りてからも2時間であった。ちなみに往復400キロ強で平均燃費12Km/l強。
2007年08月04日
2007年08月03日
合コン医者と満員電車
某事情により近所の病院の情報収集をしていたところ、Gの推奨検索語になぜか「同病院名+合コン」と出たのでなんじゃこりゃとクリック。すると出てきた記事はこれであった。しばし爆笑。大丈夫か...。しかしネタもいいが文章も上手い▼以前から、鉄道ではなぜ定員超過が許されているのかを疑問に思っていた。とにかく尊厳を失わせる満員電車というのが嫌いで、出勤時間の多様化といった乗客側の対応も必要だが、同時に鉄道事業者の側に満員電車解消のインセンティブが薄いことが問題だとも思っているからだ。事業者側は詰め込めば詰め込むだけ儲かるわけだから。で、たまたま目にしたわけだが、鉄道営業法26条にはきちんと定員超過のペナルティがあった。が、実質的にシカトされていたり、同条文が「強いて」乗車させた場合という規定になっていることによって、完全にザル法らしい。自動車なんかで定員を150%も超過していたらすぐに引っ張られるぞ。
お小遣い帳
夏の研究会の宿題が送付されてきたので予習。K先生は意外にNATOフレンドリーであるのではないかとの結論に達した。また「予防外交」を論じるに際してはR2Pでもあきらかになっているような脱国家的、というよりはポスト・ウェストファリアという視点で論じられているのにもお見事と▼昨夏の記録を参照したところ(日記は便利だ...)、やはりお盆休みは職場は使える模様。しかし17時には追い出される模様▼同共同研究絡みで事務の方とお話しする。表計算のお小遣い帳をもらった。あと、独立した銀行口座を作らなければならないらしい。通帳が必要なようだから、ネット専業はダメか。
2007年08月02日
一気に赤字
今回のサブプライム・ショックも思いっきり被り、先月はそれまでの大幅黒字が一気に赤字に転落。教訓。1. 可能なら半年以内に利益は確定しよう。2. 急落があったときは2週間程度は様子を見よう。だが、短期的な利益確定をせずに「振り落とされずについていく」路線になったのは郵政解散の夏のうなぎのぼりに完全においていかれてからなんだよな。
トフラーと三層構造
正直言って今更だが、A.トフラーの著作を読む。とりあえずは図書館にあった『第三の波の政治』、『第三の波』、『富の未来(上下)』。思えば、恐らく小学生の頃に父親の書斎かなんかでパラパラと見た記憶があるような気がする。その当時はほぼSFとして認識していたが、読み返すとものすごく既に当たり前になっていることを述べているのだな。冷戦が終わってしばらくして高坂正堯を読むのと同じような感触がある▼個人的にもEUを研究し、田中明彦『新しい中世』を読み、有志連合について調べ、CJTF/NRFについて悩み、エリック・レイモンド『伽藍とバザール』(テキスト日本語版)やweb2.0やlong tailとかを耳にしてのちに読み直すトフラーだから、違って見えるのだろう。要するに、今期教科書で使っていたナイ『国際紛争』の結論(?)であった「電脳封建主義」(という訳語もどうかと思うが)と同じところに既に行き着いている。また、Appleユーザならよく耳にした「プロシューマ(生産+消費者)」という言葉ももしかしてトフラーから?▼今回トフラーに行き着いたのは、共同研究のテーマである予防外交の勉強をしていて、神余さんが脚注なしでトフラーも(「新しい中世」的な)世界の三層構造に言及していると書いているのを発見したためである。あ、世界の三層構造についてはCooperの"Breaking of Nations"もあったな▼しかし、調達したトフラー本には世界の三層構造について明確な記述のあるものはなく、もしかして図書館になかった「戦争と平和」なのかもと思う。しかし出版元がフジテレビ出版というのはなんとなくいかがわしいな(偏見)。仲良しだったギングリッチがとっくに政界を引退していたのは忘れていた。
2007年08月01日
リスと絆創膏
赤城農水大臣辞任の報。残念だ。「ばんそうこう内閣」ってのは(意図せざる)閣僚交代と失言が続いた内閣の最高のキャッチフレーズだったのに▼auのリスのキャラクターがLISMO(リスモ)のダジャレだとは全く気がつかなかった。なぜだ!