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2007年01月06日
音楽産業におけるセグメント消費
ポッドキャスト(ラジオ版学問ノススメ)で茂木大輔さんという音楽関係者の方の話を聞いていたところ、興味深い指摘。音楽産業的にも大量生産・大衆消費の時代は終焉を迎え、セグメント型の供給と同消費の時代を迎えつつあるとのこと。前者を象徴するのがレコード産業でありCD産業であり、カラヤン(などのスター)。だが、「近所のオケ」も長足の進歩を遂げており、音楽的にはそれで十分だし、それとここから先は産業構造の変化とは少し違う話のような気がするが、フジの深夜にマーケッターの坂井直樹さんが使っていた言葉を使えばそれこそ「牛乳型」ではない「ワイン型」消費のうち、後者に相当するのだろうが、茂木さんのコメントによれば素材としてのCDは廉価版でも構わないことから、必ずしも(経済的な意味で)高付加価値型ではない。かといって安直に「安いワイン型」と言い換えればいいものでもない。「没落貴族型」も少しフィットしない。ストーリーがあって、噛めば噛むほど味が出るけれども安価な消費スタイルで「牛乳」と「ワイン」と並べられるラベリングはないものか。
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