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2007年01月28日
安保理の立法行為
お世話になっているRips年次総会(?)。国連安保理がテーマであったが、「保護する責任(R2P)」、「統合型PKO」、「安保理の(事実上の)立法行為」といったトピックが並んだため、裏テーマは「破綻国家(もしくは国家破綻)」なのではないかと邪推。R2Pは各国国内で発生した人道上の惨劇に関し、国家主権の壁を越えて国際社会が(国連安保理の主導で)入っていこうとする話だし、統合型PKOが発達した背景は入っていく相手国(地域)が破綻状態にあるからであるし、安保理が事実上の立法行為(UNSCR1540)を行わざるを得なかった背景にも条約という形式をとろうとした際に国際社会には当事者能力を事実上欠いているような国家があり、これを放置すれば非国家主体(脅威)の踏み台にされるということがある。ただ、終了後に幹事のAさんに質したところ、実は裏テーマは「アメリカ」であったとの由。
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