2007年01月31日
「産む機械」報道
柳沢厚生労働大臣の失言問題だが、違和感がある。個人的にはこのブログのスタンスが最も近いな。内輪の発言なので正確なテキストはないようだが、少なくとも「女性は産む機械だ」と直裁に言っているわけではない(し、そんな風には思っていないだろう)。趣旨は、出産可能年齢の人口そのものが減少するので、少しばかり出生率が上がっても相殺されてしまうという話のように思われる。それにしてもそう言えばいいわけで、多少譲っても「産む可能性のある人が減る」程度で良かったのだ。しかし、むしろどちらかと言えばなぜか「お国のために」子どもを産むことに飛躍して同発言を批判している福島瑞穂社民党党首の方にもっと違和感がある。まあ、「神の国」発言も文脈を見れば単なるリップサービスだし、それでも政局になるのが政治か。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック