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2007年09月02日
シュヴァンクマイエルと花火
ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展と、ついでに以前から気になっていたKDDIデザイニングスタジオを制覇。後者は行く価値なし。前者では改めて「虚構」について考えさせられた。シュヴァンクマイエルの場合、しかしそれは「地に足の着いた」虚構である。この展示の特色づけのひとつでもあるが、あくまでも触覚という「リアル」への手がかりというかへその緒をきっちりと残しながらの虚構である。それ以外にも、短編・長編を問わず物理法則を堅持していることもある。それによって、非常にリアルな虚構となっている。おそらくは、小国、というよりも全体主義の時代の中での表現として醸成されてきたことが関係しているのであろう▼ちなみに、同展の会場となっているラフォーレ原宿にはラフォーレ原宿・新潟とラフォーレ原宿・松山という2つの非常に哲学的な分家があるのは知っていたが、現時点で分家はこの2つのみらしい。しかしなぜ松山と新潟?▼合併しそこねた隣町Mの花火を真正面から満喫。
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